自治体婚活を東京から使ってみた。地元の県で会えたのは4人、交際は2人

目次
婚活のサービスを4種類ぜんぶ試して、結婚したこんちゃんです。うまくいった話より、つまずいた話のほうが多めです。
「よっしゃ!マッチした!嬉しー!」
地元の婚活支援で、お見合いが決まったときの心の声です。当時のわたしは東京に住んでいて、お見合いが決まると、新幹線で地元へ向かっていました。
結果から書きます。会えたのは4人で、そのうち2人と交際に進みました。結婚には至っていません。
払った登録料は10,000円でした。ところが、お見合いや交際で会いに行くための新幹線代は、合わせて約36万円かかりました。
先にお断りしておくと、この約36万円は、東京に住みながら県外から通った、わたしの事情でかかったお金です。この婚活支援そのものに払ったのは、登録料の10,000円だけでした。県内に住んでいる人なら、新幹線代はほとんどかからないはずです。
この記事の前提
#- 使ったサービス: 地元の県が運営する婚活支援(AI の紹介と検索で相手を探すマッチングの仕組み)
- 使った時期: 2024年の秋に登録しました。申し込みやお見合いをしていたのは、その年の12月までです。活動は2025年の前半ごろに止め、登録の期限が切れた2026年の秋に退会しました
- 払ったお金: 登録料10,000円、新幹線代 約36万円(約12往復)、独身証明書の取り寄せ代 1,000円未満。サービスに払ったのは登録料だけで、新幹線代は東京から通ったわたしの事情によるものです
- 当時のわたし: 東京に住む20代後半の男性で、婚活を始めて1年目。同じ時期に、マッチングアプリの Pairs と、東京都の TOKYO縁結びも使っていました
- 出会いまでの数: 申し込みと紹介 24件 → お見合いが決まった 5件(1件はキャンセル)→ 会えた 4人 → 交際 2人。会えたのは、申し込みと紹介の約17%です
- 結果: 交際した2人とも、交際をやめています
自治体婚活の仕組みと登録まで
#わたしが使った婚活支援の仕組み
#2026年10月時点の利用規約と会員向けのQ&Aによると、主な仕組みは次のとおりです。わたしが使った2024年当時も同じだったかは、確かめていません。
- 登録料は10,000円(税込み)で、登録から2年間有効。利用規約には、月会費・紹介料・成婚料の記載はない
- 対象は、結婚を望む20歳以上の独身の人で、県内に住んでいるか勤めている人。県外に住んでいても、近いうちに県内に移り住む予定の人は対象になる
- AI が相手を紹介してくれる。返事の期限を過ぎると、自動で見送りになる
- 自分で検索して申し込めるのは、月に3人まで。使わなかった分を翌月に繰り越すことはできない
- お互いに「会いたい」と返事をすると、お見合いが決まる。日程はマイページで調整し、場所は用意された候補から選ぶ


地域を伏せているため、公式ページへのリンクは載せていません。お住まいの県や地元の県に似た婚活支援があるかは、県のホームページで調べられます。県によって、料金も条件も違います。
すんなり登録できたのに紹介は3週間ゼロ
#この婚活支援を知ったのは、ニュースでした。当時の仕事はフルリモートだったので、地元に戻っても問題はありません。東京でも地元でも、どちらで暮らしてもいいと考えていました。
登録までは、どこもすんなり進みました。申し込んでから WEB で面談を受け、1週間ほどで活動を始められています。独身証明書は、この登録のために地元から取り寄せました。
少しあとの秋に申し込んだ TOKYO縁結びでは、面談の予約を取るだけで1か月ほど待ちました。
ただ、活動を始めてから約3週間、AI の紹介が1人も届きませんでした。
「え?今週もゼロ?絶対おかしい……」
事務局に電話をしました。その日のうちに届いたメールによると、わたしの紹介の対象エリアが「関東」になっていたそうです。事務局の確認不足だったとのことで、すぐに地元のエリアに直してもらえました。
東京から通ったお見合いと交際
#駅で待ち合わせてカフェで1時間
#お見合いが決まると、新幹線で地元へ向かいます。
駅で待ち合わせて、カフェで1時間ほど話します。次も会いたいと思った方には、最後に「またお会いできたら嬉しい」と一言伝えて、解散します。そのあとは実家に戻るか、その日のうちに東京へ戻りました。
場所は用意された候補から選ぶので、お相手とどこで会うかを相談する必要がありません。ここはよかったところです。
帰りの新幹線では、だいたいその日の反省をしていました。遠出をしているぶん期待も大きく、プロフィールを読んで期待していた相手と話が噛み合わなかった日は、悲しかったです。
自己紹介の10分をやめて雑談から始めた
#反省の中心は、いつも自分からの質問や話題でした。
最初のころのわたしは、席に着くと「自己紹介から始めますね」と切り出していました。そこから10分くらい、自分の話が続きます。話しながら、お相手が聞き飽きている感じがしていました。
今ふり返ると、恥ずかしいくらい硬い挨拶でした。お相手からすると、お見合いというより、聞かれてもいない自己PRを聞かされる面接だったと思います。
そこで、最初の一言を変えました。
- 変える前: 「自己紹介から始めますね」
- 変えた後: 「この辺りはよく来られるんですか」
形式ばった挨拶をやめて、自然な会話の流れでお互いのことを知っていくようにしました。
初めて会った人と、1時間ある程度楽しく話せるようになったこと。これは、すごくよかったと思っています。
交際で感じた結婚の時期のずれ
#交際に進んだのは2人で、どちらも年末にかけてのことです。
2人とも、交際の中で、結婚までの時期についての考え方に差を感じました。お相手は2人とも、1年以上付き合ってから結婚したいという考えで、わたしは早ければ年内にでも結婚したいと思っていました。


わたしは、その率直な気持ちを伝えられませんでした。モヤモヤしたまま、交際を続けていました。
結局、2人とも交際をやめています。
2025年の前半ごろには、この婚活支援での活動も止めました。わたしの場合は、結婚までの時期の考え方が合う人に出会えなかったからです。結婚相談所なら、結婚への認識がそろっているだろうと考え、入会を決めました。
良かったこと・きつかったこと
#良かったこと
#まずは、お金と審査です。登録料は10,000円で2年間使えて、独身証明書の提出も必要です。良心的な金額で、この審査がある点がよかったです。
お見合いの段取りも楽でした。日程はマイページで調整でき、場所は候補から選ぶだけ。お相手とのやりとりで、どこで会うかを決めなくて済みました。
そして、会えた人たちです。同じ地元の出身なので、育ってきた雰囲気がそれほど違わず、話が合うことが多かったです。東京で暮らしていて会う人とは、学生時代の過ごし方もキャリアもまったく違う、とわたしは感じていました。
きつかったこと
#いちばんきつかったのは、東京からの移動です。新幹線の往復は、1回で約3万円かかります。お見合いと交際で、婚活のためだけに約12往復しました。
もう1つは、申し込みの数です。自分で検索して申し込めるのは、月に3人まで。
わたしは秋の3か月間、毎月3人ずつ、上限まで申し込んでいました。月に3人は、わたしには少ないと感じました。
申し込みと紹介の24件のうち、お見合いに進まなかったのは19件です。内訳は、相手の見送りが8件、わたしが期限までに返事をせず自動で見送りになったものが8件、わたしから見送ったものが3件でした。
かかったお金: 約37万円
#| 内訳 | 金額 | 時期 |
|---|---|---|
| 登録料(2年間有効)※サービスに払ったお金 | 10,000円 | 2024年秋 |
| 独身証明書の取り寄せ | 1,000円未満 | 2024年秋 |
| 新幹線代(約12往復 × 約3万円)※東京から通ったわたしの事情 | 約36万円 | 2024年秋〜2025年前半 |
| 合計 | 約37万円 |
わたしがこの婚活支援そのものに払ったお金は、登録料の10,000円だけです。2026年10月時点の利用規約にも、月会費・紹介料・成婚料の記載はありません。
約37万円のうち9割以上は新幹線代で、これは東京に住んだまま、お見合いや交際のたびに地元へ通ったから生まれたお金です。
県内に住んでいる人なら、払うのは登録料10,000円と独身証明書の取り寄せ代(わたしの場合は1,000円未満)だけ。合わせて 約1万1,000円 です。お見合いの場所までの近場の交通費は、別にかかります。
誰もがこれだけ払う、という数字ではありません。県外から使うかどうかを考えるときの、1つの例として見てください。
向いている人・向いていない人
#TOKYO縁結びと比べて
#同じ時期に、TOKYO縁結びの体験談で書いた東京都の婚活支援も使っていました。どちらも、AI の紹介があり、独身証明書の提出が要る自治体の婚活支援です。
結果は逆になりました。TOKYO縁結びでは紹介が13人あって、お見合いは0件。地元のほうでは4人と会えて、2人と交際しました。
TOKYO縁結びに登録したころのわたしは、「登録者は多ければ多いほうがいい」と考えていました。登録している人の数は、東京のほうが段違いに多いと感じていました。それでも、わたしが会えたのは、人数の少ない地元のほうです。
理由ははっきりわかりません。今のわたしは、人数が少ないぶん、地元のほうが1人ひとりと向き合えたのかもしれない、と感じています。
向いているのは地元に戻りたい人
#自分の体験から、合いそうだと思うのは次のような人です。
- 地元に戻りたい人
- 地元の人と結婚したい人
- 登録料を抑えて、独身証明書の審査がある場で婚活したい人
反対に、合わないかもしれないのは次のような人です。
- 東京でも地元でも、どちらで暮らしてもいい人。県外から通うと、お金と時間の負担が、わたしには大きすぎました
- 自分からたくさん申し込みたい人。検索からの申し込みは月に3人までです
まとめ: 最初の一言はその場所の話から
#「よっしゃ!マッチした!」と喜んで、新幹線に乗る。その往復は約12回、約36万円になりました。県外から通ったわたしの場合の数字です。
今のわたしが2024年の秋に戻ったら、迷いますが、東京に住んでいる自分はこの婚活支援を使わないと思います。地元に戻ると決めている人なら、話は別です。
地元に戻るつもりで登録するなら、お見合いの最初の一言を「自己紹介から始めますね」ではなく、待ち合わせた場所の話にしてみてください。わたしは、それで初対面の1時間が楽になりました。
休むのも、やめるのも、また始めるのも、婚活のうちです。それでは、がんばりすぎない婚活を。
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